2024年10月からアニメ放送が開始された『チ。ー地球の運動についてー』(チ。)。
そんなチ。ですが、原作漫画が完結しネットでは最終回がひどい、意味がわからないというコメントがみられます。
そして、チ。は打ち切りだったのでは?という噂も気になるところです。
さらに、チ。最終回の結末も解説していきます。
そこで今回はチ。最終回について以下のことについてまとめました。
- チ。最終回がひどい?
- チ。最終回の打ち切りの噂や結末ネタバレも!
ということを「チ。最終回がひどい?打ち切りの噂や結末ネタバレも!」と題して、記事をお届けします。
チ。最終回がひどい?
チ。最終回がひどい、意味がわからないと言われる理由は以下2つです。
- チ。最終回で再登場のラファウが誰なのかわからない
- チ。最終回の終わり方がわかりにくく、人物も曖昧でひどい
漫画チ。の表紙は、最終巻のみ1〜7巻と違うデザインになっています。
このことから作者は、最終回にはこれまでの話とは少し違うことを暗示していると思われます。
ですが、急展開についていけない読者が多かったようです。
#チ。-地球の運動について-
— アペル 漫画感想 漫画垢 (@aperu264376) August 5, 2024
読み終えての感想載せてく!全体的な感想としては主人公がどんどんいれかわっていき、先の展開が読めなかった。最終巻の最後の方で死んだと思われた主人公の青年期がでてきてよくわからなくなった。
それぞれ詳しく解説していきます。
チ。最終回ラファウは死んでなかった?
チ。最終回では、1巻で死んだはずの少年ラファウが青年にになった姿で出てきます。
ここで「ラファウは死んでなかったの?」と混乱する読者がとても多いです。
チ。の最終回見て大混乱中‥‥オチとしては歴史に残らない人たちからのバトンが奇跡のような方法で新たな知(?)に繋がった!で良かったけど‥‥。
— いのり@ミスタラ本通販中 (@q_od) April 20, 2022
ラファウ君はなんなの??!なんなの??父親との対比に使われた象徴なの??わからんー。
ですが、再登場のラファウの正体については、作者からは明かされていません。
最終回は「1巻の少年ラファウが生きていたらの世界線」
というパラレルワールドであったという考察が主流となっています。
チ。最終回の最後がわかりにくい?
チ。最終回の最後がひどい、わかりにくいと読者が感じる点として、
- 最終回から突如現れたアルベルト・ブルゼフスキで終わる点
- まだ物語が続くような締めくくり方だった点
だと思われます。
ですが、チ。は、もともと一貫した主人公がいません。
常に物語の軸は、
「地動説という知識に魅了された人々によって、命をかけて知識が受け継がれていること」でした。
そして、突如現れた実在の人物アルベルト・ブルゼフスキが最終回の主人公でした。
チ。最終回の最後は、チ。の物語は終わるけれども、
実在の人物ブルゼフスキの登場により、その後の歴史上語られている史実につながっていくことを表現しているため、物語が続いているような最後になっています。
チ。最終回は打ち切りだった?
Xでは、チ。の最終回について、打ち切りのように感じたというようなことが言われています。
『チ。地球の運動について』
— ティンダロス (@thindarosu_ch) May 14, 2022
最終回読んでたけど最終回だと思ってなかった…。
面白いんだけど、解決しない謎が多いし
これから面白くなりそうって部分で終わってしまってて打ち切り感が否めない
ですが、チ。最終回は、打ち切りではありません。
なぜなら、作者の魚豊さんが単行本は、
8巻で終わらせたいという念願があったということをXで語っています。
単行本は全8巻の予定です。そちらも是非!
— 魚豊 「チ。地球の運動について」「ようこそ!FACTへ」「ひゃくえむ」 (@uotouoto) January 31, 2022
(超どうでもいいですが、太陽系の惑星の数の"8"巻で終わらせたかったので、念願叶って嬉しい…!)
また、リアルサウンドテックのインタビューで漫画制作のスタイルについて作者は次のように語っています。
僕は全体の話を考えてから作るタイプなので、そうなると10巻以内が限界なんです。
以上より、作者の魚豊さんが望んで8巻にしたと思われるため、打ち切りとはいえません。
チ。最終回の結末ネタバレ!
チ。の最終回では1〜7巻までの地動説の知識を受け継いできた人物が全員、地動説のために命を落とします。
そして、地動説を迫害してきたノヴァクも「地動説が異端である根拠は存在しない」ことを告げられ、自ら建物に火を放ち死亡します。
ここで、架空の王国P王国の登場人物が一掃されます。
そして、舞台はP王国から1468年ポーランド王国に変わり、
主人公がアルベルト・ブルゼフスキになります。
再登場の青年ラファウは、ブルゼフスキの父親殺しで捕まえられてしまいました。
知識を探求することを求めて、大学に行く決断をしたブルゼフスキが町を歩いていると、
謎の本が家に届いたと話している人々から聞こえた本のタイトルは、「地球の運動について」でした。
ブルゼフスキは「?」と感じたのです。
1482年、彼は当時の天文学の教科書『惑星の新理論』への注釈を書き、同書は大学で広く学び続けられた。
1491年、彼の注釈書で天文を学んだ同大学の生徒の一人にコペルニクスという名の青年がいた。
という解説で、チ。の最終回の結末は締めくくられています。
まとめ
「チ。最終回がひどい?打ち切りの噂や結末ネタバレも!」を最後までご覧頂き、ありがとうございました。
今回はチ。最終回についてまとめてきました。
- チ。最終回で再登場のラファウと1巻のラファウは同一人物ではない
- チ。最終回は主人公をアルベルト・ブルゼフスキにして史実につなげている
- チ。最終回は作者の魚豊さんが望んで8巻にしたと思われるため、打ち切りではない
- チ。最終回の結末はチ。のフィクションの歴史から、史実への切り替えになっている
単行本の裏表紙には、「?」という文字が書かれています。
最終回で、作者からの読者宛の「?」の探求メッセージかもしれません。
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