2024年10月5日(土)11:45より、TVアニメ「チ。ー地球の運動についてー」の放送が始まります!
初回は1、2話連続放送です!
そんな、チ。地球の運動の舞台はP王国になります。
チ。での舞台となるP王国はどこでC教とはなんのモデルなのか何なのか気になりませんか。
そしてアニメ放送前に、地動説の迫害の史実についても気になるところです。
そこで、今回は「チ。P王国」の内容について以下のことをまとめました。
- チ。のP王国はどこでC教とは?
- チ。で地動説が迫害される理由はなぜ?
ということを「チ。のP王国はどこでC教とは?地動説が迫害される理由はなぜ?」と題して記事をお届けしていきます。
チ。の舞台となるP王国はどこ?
チ。の舞台となるP王国は、「ポーランド」であると考えられます。
理由は以下3点です。
- 最終巻に出てきた実在人物のアルベルト・ブルゼフスキの生まれがポーランドのブルジェバ生まれである。
- 最終巻には、それまでP王国と表記されていた舞台が、ポーランド王国と明記された。舞台を大きく変わったとは考えにくい。
- 異端審問官として登場する重要人物ノヴァクの名前は、ポーランドの名前ランキングで「Nowak(ノヴァク)」1番多い。
ただし、史実ではなくフィクションであることを強調するために、P王国と表記されていると思われます。
以上より、チ。の舞台となるP王国は、「ポーランド」であると考えられます。
チ。のP王国のC教って何?
チ。P王国のC教は天動説が正しいとして、天動説に背く地動説を研究する者を異端審問官が拷問、処罰する架空の教会です。
C教について作者は、
C教という宗教が支配している15世紀のヨーロッパが舞台だ。
ということのみで、C教については明らかにはしていません。
「C教」とすることでフィクション、架空の教会であることを強調していると考えられます。
ということで、チ。P王国のC教は、天動説が正しいとし、地動説を研究する者を異端審問官が拷問、処罰する架空の教会です。
チ。のP王国のC教のモデルは?
チ。P王国のC教のモデルは、キリスト教と予想されます。
架空の教会であることを踏まえたうえで、チ。P王国のC教がキリスト教と予想する理由は以下です。
前述したように舞台がポーランドであると仮定するならば、ポーランドの宗教はキリスト教の1つカトリックが人口の約88%を占めているから。
(外務省HP参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/poland/data.html)
実際に、15世紀頃のヨーロッパでは「地球が宇宙の中心であるというキリスト教の天動説」が常識となっており、「宇宙の中心は太陽で、地球が太陽の周りを自転しながら公転しているという地動説」は異端思想であったから。
キリスト教は英語「Christianity」ポーランド語「Chrześcijaństwo」と頭文字が「C」だから。
よって、チ。P王国のC教とは、キリスト教と予想されます。
チ。のP王国で地動説が迫害される理由は?
チ。のP王国で地動説が迫害される理由は、C教という教会が人々の心や科学までも支配する世界として描かれているからです。
P王国のC教のもとでは天動説が正しいとされており、天動説に背く地動説は異端思想だったからです。
科学的な根拠よりもC教の教えが重要視されていたため、チ。のP王国では異端思想である地動説は迫害されました。
そして、C教の異端審問官ノヴァクは1巻3話の尋問のシーンで、
「この世の平穏を乱すような研究は見過ごせない。(中略)家族、友人の日々の”信仰”や”生活”を守る為なら、なんだってする。」
C教がノヴァクの心を支配していることがわかります。
C教に背く思想の地動説は、平穏を乱す元になると考えられ迫害されました。
チ。P王国で地動説が迫害される理由は、C教という教会が人々の心や科学までも支配する世界として描かれているからです。
チ。のP王国で迫害される地動説は史実ではどうなの?
チ。P王国で迫害される地動説について、史実では本編に描かれているような過激な迫害の記録はないとされています。
地動説の迫害については、作者も次のように語っています。
弾圧があったような印象を受けるのですが、史実ではどうやら、地動説ってそこまで迫害を受けてはいなかったらしいんですよね。
ですが、天動説に背く思想が教会の脅威になっていた史実はあります。
ポーランド天文学者ニコラウス・コペルニクスは「地動説」を提唱しました。
著作『天体の回転について』は、1616年にカトリック教会の禁書目録になっています。
また、著作について、生前は公にするつもりではありませんでした。
カトリックであるコペルニクスが、異端思想である「地動説」を発表することに危機感があったのではないかと考えられます。
イタリア出身ジョルダー=ブルーノは、コペルニクスの地動説を元に無限宇宙論を提唱しました。
ジョルダー=ブルーノは、1600年にカトリック教会によってローマで火刑になっています。
ただし、この火刑は原因は「地動説」を唱えたからではなく、「宇宙で地球は特別ではない」ことを述べた部分と言われています。
イタリア天文学者ガリレオ・ガリレイは、コペルニクスの「地動説」実証しました。
ですが、2回の宗教裁判にかけられ、1633年に異端説と断定されています。
著作『天文対話』も禁書目録に入れられ、出版禁止になりました。処刑はなく、自宅謹慎であるとされています。
以上より、チ。P王国で迫害される地動説について、史実では本編に描かれているような過激な迫害の記録はないとされています。
ただし、天動説に背く思想が、教会の脅威になっていた、禁止されていたという史実は見受けられます。
まとめ
「チ。のP王国はどこでC教とは?地動説が迫害される理由はなぜ?」を最後までご覧いただきありがとうございました
今回は「チ。のP王国」についてまとめてきました。
- チ。の舞台となるP王国は、「ポーランド」であると考えられます。
- チ。P王国のC教は、天動説が正しいとし、天動説に背く地動説を研究する者を異端審問官が拷問、処罰する架空の教会です。
- チ。P王国のC教のモデルは、キリスト教と予想されます。
- チ。P王国で地動説が迫害される理由は、C教という教会が人々の心や科学までも支配する世界として描かれているからです。
- チ。P王国で迫害される地動説について史実では、本編に描かれているような過激な迫害の記録はないとされています。
アニメ化に際して、P王国のC教がどのように描かれるのか注目です!
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